
これは「モルダヴァイト」のカットルース。
モルダヴァイトとは、今から約1500万年前、ドイツ南部に激突した隕石が原因で生成されたテクタイトの一種です。
その時の衝撃により、地表の物質が溶解し大気圏へと吹き上げられ、そして旧チェコスロバキアのモルダウ河流域まで飛散しました。
「モルダヴァイト」という名は、モルダウ河流域で最初に発見されたことに由来しています。
画像のモルダヴァイトは、私のお気に入り。
7.58カラットと、かなりボリュームのあるルースです。
一年くらい前に偶然見つけ一目惚れをし、チェコの業者の方から破格で譲っていただいたものです。
美しいグラスグリーン、光に透かすとモルダヴァイト特有の気泡や流線模様などが見られます。
遥か昔、隕石の影響によって生まれたモルダヴァイト・・・壮大な宇宙のロマンを感じますね。
モルダヴァイトのビーズを仕入れたいと思い、そのチェコの業者の方に直接問い合わせをしたのですが、モルダヴァイトをビーズに加工するのはとても難しくコストも非常にかかってしまうので、そこではビーズは扱っていないとのことでした。
残念・・・。